淺井祐介さんのワークショップ②
ワークショップの翌日は焼き付け作業だったようで、その焼き付け作業が完全に終わってから数日後、どんな作品に仕上がったか観にいきました。
植物の種のような惑星のような物には、色んな生き物が居て、そこから茎や枝が伸びて花が咲いてたり。。。ほんわかしてて優しくてユーモアに溢れた作品になってました。
ところでワークショップの時に淺井さんが現れた時の私の最初の感想は、「細い!」。。。でした。それと、「妖精みたい!! 」
ワークショップの始まる前にはこれまでどんな活動をされてきたのか動画をスライドで紹介して下さいました。
その動画は、青森のまだ雪深い所に行って土を掘る所からスタートしました。一ヶ所ではなく、青森の何ヵ所もの場所で土を掘って、その土を採取。見ててすごくハードな作業なのが伝わりました。
この採取した色んな色の土を制作会場に持ち帰り、水に溶いて泥絵の具にするのです。
そして、泥絵の具で壁画を描くわけです。
壁は幅が170メートルはあったのかな。。。高さは3、4メートルはありました。とにかく、画面が広すぎるので脚立に乗ったり、おりたりしながら、幾日も制作。
下描きもなく、直に壁に描いていきます。 寝食以外はほぼ制作。
そして、完成して展示が終わったら一気にたくさんの人達と作品を消していきます。
泥なので水拭きで簡単に落ちてしまうんですね。
ただ、消す作業はワークショップになってて、参加者はどの部分を消すのか決めてそこをスケッチした後に消していきます。消えても、記憶に作品を残すというようなワークショップということでした。
なんだか、チベットのお坊さん達が色鮮やかな曼荼羅を描いた後に一気に壊すアレを思い出しました。
肉体的にも精神的にも大変な思いをして出来た作品を消す場面は淺井さん本人も「毎回、涙が出そう」だそう。
でも、それ以上に完成作ではなくそれまでのプロセスの方が自分にとっては大切なんだ。。。と言うような事も言われてました。
最初から、どんな作品にしたいとかこんな作品にしようとか考えたり決める事もなく、その時の偶然性やインスピレーションで事を進めていく。最初からどんな作品になるというのがわかってたら、わざわざこんな事をやる必要はないし、意味がないと言うような事もおっしゃってました。
とにかく、淺井さんという人は絵が大好きで大好きでそれの為に生きてるような人なんだなぁ。。。と感じました。
突飛な事をして世間を驚かそうとか、そんな発想からやたらスケールのでかいものを作り出す似非アーティストは結構居そうだけど、淺井さんという人はほんとに謙虚で見てて清らかなハートの持ち主なんだなぁ。。。というのは強く感じましたよ。
どんなにスケールがでかくても、淺井さんの絵は優しくて可愛げがある。この世に残らなくても、愛される作品は確かにあるよね。。。。
そんな事を実感できたワークショップと淺井祐介さんでした。
植物の種のような惑星のような物には、色んな生き物が居て、そこから茎や枝が伸びて花が咲いてたり。。。ほんわかしてて優しくてユーモアに溢れた作品になってました。
ところでワークショップの時に淺井さんが現れた時の私の最初の感想は、「細い!」。。。でした。それと、「妖精みたい!! 」
ワークショップの始まる前にはこれまでどんな活動をされてきたのか動画をスライドで紹介して下さいました。
その動画は、青森のまだ雪深い所に行って土を掘る所からスタートしました。一ヶ所ではなく、青森の何ヵ所もの場所で土を掘って、その土を採取。見ててすごくハードな作業なのが伝わりました。
この採取した色んな色の土を制作会場に持ち帰り、水に溶いて泥絵の具にするのです。
そして、泥絵の具で壁画を描くわけです。
壁は幅が170メートルはあったのかな。。。高さは3、4メートルはありました。とにかく、画面が広すぎるので脚立に乗ったり、おりたりしながら、幾日も制作。
下描きもなく、直に壁に描いていきます。 寝食以外はほぼ制作。
そして、完成して展示が終わったら一気にたくさんの人達と作品を消していきます。
泥なので水拭きで簡単に落ちてしまうんですね。
ただ、消す作業はワークショップになってて、参加者はどの部分を消すのか決めてそこをスケッチした後に消していきます。消えても、記憶に作品を残すというようなワークショップということでした。
なんだか、チベットのお坊さん達が色鮮やかな曼荼羅を描いた後に一気に壊すアレを思い出しました。
肉体的にも精神的にも大変な思いをして出来た作品を消す場面は淺井さん本人も「毎回、涙が出そう」だそう。
でも、それ以上に完成作ではなくそれまでのプロセスの方が自分にとっては大切なんだ。。。と言うような事も言われてました。
最初から、どんな作品にしたいとかこんな作品にしようとか考えたり決める事もなく、その時の偶然性やインスピレーションで事を進めていく。最初からどんな作品になるというのがわかってたら、わざわざこんな事をやる必要はないし、意味がないと言うような事もおっしゃってました。
とにかく、淺井さんという人は絵が大好きで大好きでそれの為に生きてるような人なんだなぁ。。。と感じました。
突飛な事をして世間を驚かそうとか、そんな発想からやたらスケールのでかいものを作り出す似非アーティストは結構居そうだけど、淺井さんという人はほんとに謙虚で見てて清らかなハートの持ち主なんだなぁ。。。というのは強く感じましたよ。
どんなにスケールがでかくても、淺井さんの絵は優しくて可愛げがある。この世に残らなくても、愛される作品は確かにあるよね。。。。
そんな事を実感できたワークショップと淺井祐介さんでした。
by corocorocho
| 2012-10-23 15:26
| やってみたよ
イラストレーター児玉美音子のブログです。日々のあれやこれやをころころと綴ります。。。以前のブログはこちらをどうぞ⇒『ころころ帖』http://cocoroz.blog.ocn.ne.jp/
by corocorocho
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お仕事の依頼について。。。
☆今年2013年は3年ぶりに『アートスペース色空』にて個展開催予定(個展タイトル未定)☞期間:8/13−18
※作品を購入されたい方、イラストのお仕事、こども専門の絵画造形講座、幼稚園教諭を対象とした造形教育の講座の依頼はこちらから⇒minecco918@gmail.com
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